雨漏りは屋根だけが原因ではない!屋根以外から雨漏りする理由を解説!
2022.1.31
住宅の雨漏りは、屋根塗装の劣化や屋根材の割れなどが原因だと思っている人が多いのではないでしょうか。
しかし、住宅の雨漏りの原因は他にもたくさんあるのです。
部屋の天井は濡れていないのに、なぜか床に水が溜まっていることがあります。
これは、屋根以外の場所から雨漏りしている証拠です。
今回は、屋根以外の原因で雨漏りする場所とその理由を解説します。
屋根以外に雨漏りする場所とは
雨漏りの原因は、屋根に問題がない場合でも雨漏りが発生することがあります。
一体どこから雨水が侵入しているのでしょうか。
まず雨漏りの原因として可能性のある場所は、外壁や窓サッシなどが挙げられます。
なぜそのような場所から雨漏りするのか、それぞれの原因を考えていきます。
外壁から雨漏りする原因
まず、雨漏りの原因として考えられるのは外壁の可能性があります。
外壁はいつも紫外線や雨風にさらされダメージが多い場所です。
そのため劣化する速度も早く、雨漏りの原因になることが非常に多い場所でもあります。
では外壁のどの部分から雨が漏るのか、その理由について見ていきます。
外壁の欠けやひび割れによる雨漏り
住宅が古くなると外壁にひび割れが入ったり、欠けて破損しているところが出てきます。
この症状は、経年劣化によるものや地震の揺れなどさまざまな要因によって起こります。
たとえ、わずかなひび割れであっても、そのまま放置してしまうとひび割れが広がり、やがて壁の中に雨水が侵入してくる可能性があるのです。
壁の中に雨水が侵入すると材木を腐食させる危険性があり、カビやシロアリの発生につながるリスクも高くなります。
ひび割れを発見したら、すぐに業者に点検を依頼することが必要です。
塗装の劣化
外壁からの雨漏りの原因は、塗装のメンテナンスをしていないことが考えられます。
そもそも外壁材そのものに防水機能はなく、塗装によって保護されています。
何年も塗装していない外壁は、水分を吸収してしまうことで外壁材を劣化させてしまうのです。
その劣化部分から雨漏りが発生していると考えられます。
屋根、外壁ともに塗装は大切なメンテナンスといえます。
コーキングの劣化
外壁から雨漏りする原因の一つに、コーキングの劣化が考えられます。
外壁材の継ぎ目になどにあるコーキングが硬化して、ひび割れや隙間があればコーキングを打ち直す時期です。
コーキングを指で押しても弾力性がなく、硬くなっているようなら劣化している状況といえます。
本来コーキングとは、雨水が入らないように隙間を埋める役割をしています。
そのコーキングが劣化すれば、当然雨水が侵入し雨漏りを起こしてしまいます。
外壁から雨漏りする原因は、外壁材の劣化とコーキングの劣化がほとんどなのです。
そのためコーキングの打ち直しは、定期的に行うことをおすすめします。
窓サッシ周りのコーキングの劣化
外壁からの雨漏りの原因として考えられるのは、窓サッシの周りのコーキングが劣化している場合です。
サイディングのつなぎ目と同様に、サッシ周りにも3方にコーキングが打ち込まれています。
そのコーキングが劣化すると、サッシ枠と外壁のわずかな隙間から雨水が侵入する可能性があるのです。
また、換気扇のフードや吸気口など外壁を貫通している部材の周りにはコーキングが必ず施されています。
そのため窓サッシだけではなく外壁に設置されている部材は、コーキングの劣化を点検しておく必要があるでしょう。
コーキングの耐用年数も10年程度なので塗装のメンテナンスと一緒に行いましょう。
外壁塗装やコーキングの打ち直しのタイミングが知りたい方は、こちらをご覧ください。
どのような症状が出たら相談すれが良いのかがすぐに分かります。
外壁の雨漏りの解決方法
外壁の雨漏りはどのようにして解決すれば良いのでしょうか。
基本的に外壁から雨漏りが発生した場合は、自分では本当の原因を発見することは困難です。
そのため専門業者に点検してもらい調査を依頼することをおすすめします。
明らかに大きなひび割れが発生している場合は、部分的な補修でよい場合もあるでしょう。
しかし細かい部分まで、正確に全ての原因を明確にすることは難しい事もあります。
その場合は、足場を設置し全て点検した上で、コーキングの打ち直しやクラックの補修などが必要です。
窓サッシの雨漏りの解決方法
窓サッシからの雨漏りは、専門業者にコーキングを打ち直してもらうことで解決します。
しかし、まれに違う原因で雨漏りすることもあります。
雨漏りは必ずしも雨が漏っている部分が原因とは限らず、どこからか雨水が伝ってくることもあるからです。
雨漏りの原因を明らかにするのは大変難しい作業になるため、雨漏りの可能性がある部分は全てメンテナンスすることが必要です。
まとめ
雨漏りの原因は、外壁やサッシ周りなどあらゆる場所から発生します。
雨漏りをそのまま放置すると、建物の大切な骨組みである構造体を腐食させ、カビの発生やシロアリを増殖させることにも繋がります。
雨漏りを阻止することは、建物そのものの寿命を伸ばすことにもなるのです。
まず、雨漏りを発見したら原因を追求するために業者に点検を依頼しましょう。
定期的に業者に点検を依頼することは、雨漏りの有効な対策になります。
また定期的なメンテナンスをすることで、住宅を長持ちさせることに繋がるのです。
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