夏を快適に。遮熱塗料で涼しく省エネ!
2019.5.15
年々、暑さが厳しくなっている気がする夏、今年も間も無く始まりますね…。
様々な業種で省エネ対策について耳にすることもあるかと思いますが、
屋根塗装・外壁塗装でも省エネ対策はできるんです!
それが、遮熱塗料!
本格的な夏が来る前に、外壁塗装・屋根塗装で省エネ対策しませんか?
遮熱塗料とは?
文字通り、「熱を遮る」塗料です。
壁や屋根に塗ることで太陽光や外気の熱を反射させますので、室内に熱が伝わりにくく、塗装する前に比べ、室内の温度を下げることが可能です。
特に、熱伝導率の高いガルバリウム鋼板やトタンなどの金属製の屋根には高い効果が期待できます。また、屋根や外壁以外でも、最近はヒートアイランド現象の対策として道路の塗装などにも遮熱塗料が大活躍しています。
遮熱塗料のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
① 室内の温度が下がり、節電効果 |
① 価格が高い ② 塗膜が汚れると遮熱効果が薄れる ③ 色合いにより、効果が異なる ④ 冬は建物が寒くなりやすい |
メリット
① 室内の温度が下がり、節電効果
太陽光や熱を反射しますので、室内に熱が伝わりにくく、猛暑のような夏でも太陽光の影響を防ぐ事が出来ます。塗装しない場合と比べ、その温度差は2~3度程度(※30℃以上の室内の場合)と言われていますが、体感温度は満足出来る温度差を感じる事が出来ます。一般的に、室内温度が2℃下がれば10%の電気代を節約できるといわれていますので、かなりの節電効果が期待できるでしょう。
☆裏ワザ☆ エアコンの室外機が太陽光に当たる場所に設置されている場合、室外機に遮熱塗料を塗布することで、室外機の温度を下げ、冷房効率を高めるとともに消費電力の削減につながります。 遮熱塗料で外壁塗装を考えており、「冷房の効きが悪い」「夏にエアコンを使うと電気代が高くなってしまう」という方は、業者さんにご相談してみてもいいかもしれません。 |
② 塗膜の耐用年数が長い
ほとんどの遮熱塗料の耐用年数は、15~20年と非常に長いです。
費用は割高にはなりますが、耐用年数は、一般的な塗料の1.5倍~2倍であるため、メンテナンスの手間やトータルコストを考えれば、決して高い塗料というわけではないでしょう。
③ 熱による素材への影響を軽減
屋根材や外壁材は熱する・冷めるといった温度の幅が大きいと、乾燥収縮を繰り返すことになるため、ヒビ割れなどの劣化が進みますが、遮熱塗料を塗ることで、温度上昇を抑えますので、熱による素材への影響を軽減することができます。
特に金属製の屋根や外壁に塗布すると、温度差による金属の熱膨張を軽減出来ます。塗膜の割れやヒビも発生しにくくなるので、塗膜のクラック等の防止にも役立ちます。
屋根に塗った場合は屋根材を、外壁に塗った場合は外壁材の寿命を長くする事が出来ます。
④ 濃色の温度上昇を抑えられる
黒やグレーなど濃い色合いの屋根材や外壁材は熱を吸収しやすく、建物の温度上昇への影響は白などの明るい色に比べるとあります。しかし、遮熱塗料を塗布することで、濃い色合いでも高い遮熱効果を発揮しますので、屋根材・外壁材の熱上昇を抑えることが可能です。
(デメリット③でもご説明しますが、高い遮熱効果を発揮させたいなら白などの日射反射率が高い色がおすすめです。)
⑤ 補助金が受けられる場合がある
遮熱塗料はCO2削減につながり、「省エネ住宅にリフォーム」となるため、自治体によっては補助金を給付する制度があります。もし、給付金の補助が該当するのであれば、シリコン塗料の様な普及品の塗料を使うよりも安く施工する事が出来ますので、遮熱塗料での塗装を検討している場合は、各自治体の窓口で相談してみるとよいでしょう。
デメリット
① 価格が高い
耐用年数は長いものの、1平米当たりの価格は安くはありません。例えば、一般的なシリコン塗料の価格が2000円前後/㎡であるのに対し、遮熱塗料は4000~5000円/㎡と、費用が約2倍にかさむことになります。
② 塗膜が汚れると遮熱効果が薄れる
遮熱塗料の遮熱効果は、塗膜の表面が綺麗であることで高い遮熱効果を発揮しますが、塗膜の表面が汚れていると反射効果が薄れ、熱を吸収しやすくなってしまいます。
そのため、遮熱塗料を選ぶ際は、親水性が高い塗料がオススメです。親水性が高いと、雨が降ったとき、雨水が塗膜と汚れの間に入り込み、汚れを浮かして洗い流しやすくなるからです。
親水性の無い遮熱塗料であったとしても、定期的に塗膜の洗浄を行う事で遮熱効果を発揮させる事が出来ます。
③ 色合いにより、効果が異なる
遮熱塗料の遮熱効果は色合いにより効果に違いが発生してしまいます。白系・クリーム系の淡い色は遮熱効果が高く、グレー、茶色、黒等の濃い色は熱反射率が低いため、熱を吸収しやすい色です。
つまり、白やクリーム系の外壁はもともとの遮熱効果が高いので、あまり効果が実感できないかもしれません。しかし、逆にもともとの遮熱効果が低い黒などの濃色系の場合は、遮熱塗料にする事で高い遮熱効果を得る事が出来ます。
④ 冬は建物が寒くなりやすい
熱を遮る塗料ということは、冬の場合は遮熱効果によって赤外線を反射してしまうため、建物内の熱がたまりにくくなります。夏が暑い地域には最適な塗料ですが、冬が長く厳しい地域にはあまり適していないといえます。
遮熱塗料には素晴らしいメリットがありますが、残念ながらデメリットもあります。
しかし、デメリットも加味して考えたとしても、室温を下げ、節電効果があり、さらに建物を長持ちさせてくれる遮熱塗料は頼もしい塗料ではないでしょうか。
当社でオススメする遮熱塗料
日本中央研究所 アドグリーンコート
日本ペイント サーモアイ
日清産業 ガイナ
アステックペイント 超低汚染リファイン
エスケー化研 クールタイトSi
INGコーポレーションでは、遮熱塗料の取り扱いも豊富!
予算や、お住まいにあった塗料をご提案させていただきます。
ご相談、建物診断、お見積もりは無料です。お気軽にお問い合わせください。